トップページ | 全エントリー一覧 | RSS購読

プロフィール

clomon

Author:clomon
日々気ままに本を読んでいる学生です。
分野は気まぐれで、主に専門書を読みます。
コメント、トラックバックフリーなのでぜひ!
何かオススメの本などありましたら、コメントしていただけると嬉しいです。

最新記事

カテゴリ

最新コメント

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
本・雑誌
956位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
和書
559位
アクセスランキングを見る>>

最新トラックバック

訪問者数

読んだ中でのオススメ本

いちばんやさしいIllustratorベジェ曲線練習帳 (自分で選べるパソコン到達点) 太木裕子

Illustratorにおけるベジェ曲線は、ロゴやイラストを作成する上で必須のスキルであるが、入門者における最初の難関であり、感覚的な操作を体系的に理解するのが難しい分野である。本書は、そういったベジェ曲線の習得に焦点を絞った一冊であり、本書に従って勉強を進めていけば、自分の思った通りの線を描けるようになっている。

本書は、8つの章に分かれており、それぞれに、予習→練習→問題を解く、というドリル形式となっている。まず、各章で練習する内容を俯瞰的に見ていき、実際にベジェ曲線をを描きながら、練習を行っていく。その後、練習した内容をふまえて、問題を解いていくという流れで、ベジェ曲線を自在に使いこなせるようになっていく。

本書で触れられているのは、ベジェ曲線であるため、使用するIllustratorの機能はペンツール、案カーポイントの追加ツール、アンカーポイントの削除ツール、アンカーポイントの切り換えツール、選択ツール、ダイレクト選択ツールだけである。また、イラストを描く上で、アンカーポイントとハンドルの操作だけで、あらゆる曲線を表現できるよう解説している。

Illustratorについての解説本は多いが、ベジェ曲線については軽く触れられているだけというものが多いため、本書のようにベジェ曲線に絞って解説している本は貴重である。特に本書は、初心者でもわかりやすく解説されているため、ベジェ曲線の習得にてこずっている人にはオススメである。



いちばんやさしいIllustratorベジェ曲線練習帳 (自分で選べるパソコン到達点)いちばんやさしいIllustratorベジェ曲線練習帳 (自分で選べるパソコン到達点)
太木 裕子

技術評論社
売り上げランキング : 341572

Amazonで詳しく見る



ここまで読んでいただきありがとうございました。
↓もしよろしければ、書評の励みに応援クリックお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
関連記事
スポンサーサイト

11ARTS CCC代官山プロジェクト、ナカサ&パートナーズ

本書は、TSUTAYAの運営で知られるCCCが、代官山の旧山手通り沿いにカフェ、本、音楽、映画を中心とする文化施設が計画するという、代官山プロジェクトの基本設計プロポーザルの二次審査で、11組の建築家によって提出された模型を撮影した写真と、プレゼンテーション後に行った建築家たちへのインタビューを一冊にまとめたものである。本書の特徴は、やはり、プレゼンテーションに用いられた模型を写真として豊富に掲載している点である。これらの模型により、建築家達の考え方や、提案の特徴が明かに伝わってくる。

アーキテクトファイブ案:デッキを介して、商業施設と農園を融合させることで、新たなカルチャーの創出を図っている。

architecture WORKSHOP案:倉庫のような切妻の細長い建物を配置し、全面道路からの見通しをよくし、敷地おくには露店形式の商業施設を計画している。

アトリエ・ワン案:ロッジアやテラスなどの半外部空間で建物をつなぎ、敷地内において、人と車の共存を図った全体計画としている。

隈研吾建築都市設計事務所案:それぞれの建物に近接して車を停められる配置となっており、建物の外壁に間伐材や再生レンガ、屑石などを多用している。

クラインダイサムアーキテクツ案(採用案):アルファベットのTの文字をモチーフとした構造、外壁を用いるとともに、建物内外において連続した、豊富なオープンスペースを作り出している。

窪田建築都市研究所案:道路に沿って、豊富に開口部を設けるとともに、旧山手通りから人を取り込んでいくたまり場を用いて、敷地外部との積極的な関わりを図っている。

みかんぐみ案:建物の配置や形状で人の様々な流れを許容し、外部には、マーケットプレイスやビオトープといった、人が集まる様々な仕掛けを施している。

内藤廣建築設計事務所案:ガラスボックスの2つの大空間を中心とし、それらの周囲にボックス状のユニットを集積させることで、「カルチャー・スラム」を表現している。

ナスカ一級建築士事務所案:建物同士を空中回廊でつなぐことにより、地上・空中の豊富な動線を生み出すとともに、車の動線にも配慮した計画となっている。

NIIZEKI STUDIO案:特定のモジュールや構成を用い、柔軟に計画できるよう配慮されている。また、外壁には、経年劣化の味を出すために木材を採用している。

乾久美子建築設計事務所案:本やブックシェルフのように建物を重層的に配置している。棟と棟の間の路地空間には、広場や水辺を配置している。

後半のインタビュー部では、各建築家の、計画を練っていく上でのプロセスや、土地の特性の読み方、カルチャーの定義の仕方、時間や利便性といった、様々な思考が見られるため、大変面白い。また、それに加えて、隣接区画のコーディネーターである北山恒氏のインタビューも掲載されている。豊富な模型写真とインタビューにより、プロポーザル全体の空気がはっきり読み取れる内容となっている。


11ARTS11ARTS
ナカサ&パートナーズ,CCC代官山プロジェクト

復刊ドットコム
売り上げランキング : 176445

Amazonで詳しく見る



ここまで読んでいただきありがとうございました。
↓もしよろしければ、書評の励みに応援クリックお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

関連記事

外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック 山口周

日本のビジネスパーソンにとって、わかりやすいスライドを作成する技術は、必須のスキルとなりつつある。文脈や価値観の違う人達とコミュニケーションを取り、成果を出していく上で、複雑な情報や考察を、わかりやすく直感的に伝える上で、スライドのクオリティが重要となってくる。本書は、コンサルティング・ファームにおいてスライド作成のトレーニングを担当してきた著者が、伝わりやすく共感を得られるスライド作成の法則やコツをまとめた本である。

まず、スライド作成の基本として、構成要素、レイアウト、作成手順等について触れている。スライドの構成要素は、メッセージ・グラフやチャートのタイトル・グラフやチャート・脚注・出所・ページ番号となっている。これらは、万国共通となっており、これらを基準として作成を始める。これらの構成要素を本書の作成手順に従って作っていくと、誰でも様になるスライドを作れるようになっている。またスライドの中心となるメッセージを作る上で、1スライド1メッセージ・明快な主張・短い、という3つの条件が重要となっている。

次はグラフの作り方である。スライドにおいて、グラフで数値を的確に視覚化できるようになることで、情報がずっと伝わりやすくなる。グラフのもとになるデータは、主に実数値・構成比・指数値に分類される。これらの種類によって、グラフの種類を使い分けることになる。実数値の表現においては、棒グラフと折れ線グラフと散布図、構成比の表現においては、円グラフと棒グラフや積み上げ棒グラフ、指数値の表現においては、折れ線グラフと棒グラフを用いるようにする。また、グラフ作成のコツとして、ボリュームをビジュアルで表現する、グラフを目的によって合成する、フォーカスする部分を強調するといったことについても述べている。

グラフと同様にスライド作りにおいて重要な、チャートの作り方についても触れている。グラフが数値を視覚化するのに対して、チャートは、数値化できない概念や構造を視覚化する役目を持つ。チャートについては、基本的なフォーマット意外に、オリジナルを自分で作成する機会が多くなる。基本的なフォーマットとしては、「数量と時間」「組織階層」「プロセス」の3つである。こういったモデルを表現する上で、縦軸と横軸に何を定義するかが重要となっている。これらの軸をメッセージに整合させ、冗長性を排除することがスライド作りのコツである。また、矢印を使用する上での規則、心理学的法則の利用などについても述べている。また、チャート作りの重要な点として、まずはチャートのレイアウトや構成を紙に書いていきながら考えるということについて触れている。

これらの基本に従ってスライドを作り上げ、さらに分かりやすく伝わりやすいスライドとして磨き上げるために、スライドをシンプルにするコツが書かれている。スライドにおける適切な情報量を見きわめるために、スライドの情報について、「必要・不必要」「効率・非効率」といった基準を用い、プレゼンをする相手によってうまく情報量を調整することが大切である。本書の最後には、実際のスライド例を改善していく練習問題が付属している。これをこなしていくことで、よりよいスライドを作るための場数を踏むことができるようになっている。

本書の良い点は、クオリティの高いスライドを作る技術について、抽象的な概念を一切省き、具体的な規則・ルールでわかりやすく解説していることである。本書に従って訓練を積み重ねていくことで、誰でも一定のレベルに到達することができるようになっている。自分の考えを正確かつ簡潔に人に伝達するため、スライドを武器としていく助けとなる本である。


外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック
山口 周

東洋経済新報社
売り上げランキング : 3071

Amazonで詳しく見る



ここまで読んでいただきありがとうございました。
↓もしよろしければ、書評の励みに応援クリックお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
関連記事

ゲーム理論の思考法 川西諭

本書のタイトルにあるゲーム理論とは、1928年にハンガリーの数学者であるフォン・ノイマンによって生まれた分野であり、経済学の中では歴史が浅いものの、現代ではMBA取得に必須となり、多くのビジネスシーンで活用されている。これは、ゲーム理論が現実のあらゆる場面にあてはめて応用することのできる柔軟さにある。本書は、ゲーム理論における「戦略的思考」を身につけ、ビジネスに生かしていくことを目的とした本である。

ゲーム理論とは、「2人以上のプレイヤーの意思決定・行動を分析する理論」であり、このプレイヤーとは、人間、企業、国家などさまざまな「意思決定を行なう主体」を指しているため、幅広い応用が可能である。ゲーム理論では、「上司と部下の人間関係」、「企業間での競争」、「政治のかけひき」などの、この世界におけるあらゆる問題をひとつの「ゲーム」としてとらえている。自分が直面している問題をゲームとして俯瞰的にとらえ、どのような構造になっていて、どのようなルールに支配されているかを考えることで、問題の解決に役立てるというのである。

このような問題解決におけるゲーム理論の目的として、3つの特徴が挙げられている。
・ゲームの構造(問題の全体像)を把握する
・起こりうる未来を予測する
・適切な解決策を見つける
ゲーム理論を身につけることで、問題をどのように切り取ってモデル化すれば、より正確に状況を理解することができるか、この問題から将来的にどんな事態が予測されるのか、ゲームのどの部分を改善すれば問題が解決されるのか、といった問題解決の流れを可視化することができるようになるのである。

実際に本書で触れられているゲーム理論の内容は、「囚人のジレンマ」や「合理的なブタ」というゲームを通して、ゲーム構造を2×2の表で表し、「互いのプレイヤーが相手の戦略に対して最良の行動を取り合っている」ナッシュ均衡を求め、現実に起こりうる状況を予測するといったものから、「コーディネーションゲーム」を通して「VHSとベータのビデオ争い」を構造的に理解したり、「チキンゲーム」「マッチング・ペニーズ」「ホテリング・ゲーム」を通して世の中の出来事の本質をつかむ助けとして利用している。さらに展開型ゲームや繰り返しゲームを通して、ゲームの構造に時間軸を組み込み、ゲームの木やバックワード・インダクションを利用して、時間的な流れの中で最適な選択肢を選ぶ方法を述べている。そして最後に、「ムカデゲーム」や「エスカレーション・オークション」を通して、人は必ずしも合理的な行動をしないことを理解し、経済に感情を組み込んで状況を把握する試みを行っている。

本書では、ゲーム理論の内容についてはあまり深くまで掘り下げてはいないが、それよりも現実世界で起こっていることにゲーム理論の構造を当てはめて思考することに重点を置いている。ゲーム理論を用いて、実際に直面している問題をモデル化することで、問題の本質をつかみ、解決のためのルールの変え方を身につけることができる。本書ではそのための演習が多く組み込まれており、理論よりも実践を通して、物事をシンプルに考えるための思考法に触れることができるようになっている。


ゲーム理論の思考法 (中経の文庫 か 25-1)ゲーム理論の思考法 (中経の文庫 か 25-1)
川西 諭

KADOKAWA/中経出版
売り上げランキング : 57408

Amazonで詳しく見る



ここまで読んでいただきありがとうございました。
↓もしよろしければ、書評の励みに応援クリックお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

関連記事

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける アンジェラ・ダックワース、神崎朗子

どのような分野でも、普通の人には成し遂げられないような偉業を果たした人物は、天才として崇められる。一般的に大成功を収めた人間は、もともと才能があった、知能指数が高かったと捉えられがちである。しかし本書では、そういった固定観念に異議を唱えている。どの分野であれ、人々が成功して偉業を達成するには、「才能」よりも「やり抜く力」が重要であるという。挫折や苦悩に直面しても努力を継続する能力は、SATやGPAのスコアよりも、成功の要因として関連性が強いと説いている。もともと才能があれば他人よりも早くスキルが伸びるが、そこで終わってしまうと達成はない。逆に呑み込みが悪い人でも継続的に努力を続けることで、結果を出し、目標が達成できるのである。

本書でいう「やり抜く力」とは、主に2つの要素で構成されている。自分にとって最も重要と定めた目標に対して不変の興味を抱きながら粘り強く取り組む「情熱」と、困難や挫折に負けずに努力を続ける「粘り強さ」である。最高のパフォーマンスを生み出すための特別な近道というものはなく、無数の小さなスキルや行動の結果としてようやく偉業を成し遂げることが可能なので、長い期間にわたって努力を続けることが、成功には不可欠な要因なのである。そしてこの「やり抜く力」は客観的なデータとして測定できるものであるという。本書では、著者が米国陸軍士官学校での研究用に開発した「グリット・スケール」が掲載されており、自分の「やり抜く力」をスコアで確認できるようになっている。

この「やり抜く力」は生まれつきのものではなく、自分の意志で伸ばすことができるという。自分のやっていることに心から楽しんで取り組み、興味や好奇心を持つとともに、目標に向かって努力することに喜びや意義を感じることが大切である。そして日々上達するための練習が必要である。自分よりもスキルの高い人間と関わり、効果的な練習を続けることで、確実に自分の能力を伸ばせるという。ここでいう効果的な練習は、本書で「意図的な練習」として表現されている。意図的な練習の特徴は、ある一点に的を絞って、高めの目標を設定して、しっかりと集中して努力を惜しまず、目標達成を目指す。そして改善すべき点がわかった後に、うまくできるまで何度でも繰り返し練習するという流れである。そして「やり抜く力」は、自分のやっていることが社会に貢献するものであると自覚し、「他人の役に立ちたい」と思うとともに、困難にぶつかっても、不安にならず、ひたすら自分の道を歩み続けることが大切である。

本書では、自分の努力だけではなく、周りの環境を利用して「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法についても言及している。最後までやり通す習慣は、環境や経験に影響を受けるものであり、子育てにおいて「やり抜く力」の強い子を育てるには、厳しくしつつも、暖かく支援を惜しまないのが最善である。また、課外活動を1年以上継続させて、結果を出すことで進歩する経験を持たせることで、継続力と達成力が身に付くのである。家庭だけでなく、組織においても、集団の価値観が、人のアイデンティティを形成し、信念を生み出すため、規律のある組織にいることで、自然と自分の「やり抜く力」を伸ばしてもらえるというのである。

現代になって、自分が生活する上で非常に多くの選択肢を持つことが可能になった。それゆえどんなことにも取り組むことができるが、その分、途中で投げ出してしまうことが多くなっているのかもしれない。どういったことができるかということよりも、自分がどのような信念を持って取り組んでいるかということが、目標達成にとって大切なのだと思う。本書を通して、継続的に努力をし、大きな目標を達成するための、多くの知見を得られた。


やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につけるやり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
アンジェラ・ダックワース,神崎 朗子

ダイヤモンド社
売り上げランキング : 103

Amazonで詳しく見る


ここまで読んでいただきありがとうございました。
↓もしよろしければ、書評の励みに応援クリックお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
関連記事

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR