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Author:clomon
日々気ままに本を読んでいる学生です。
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最速の仕事術はプログラマーが知っている 清水亮

ビル・ゲイツ、ラリー・ペイジ、ジェフ・ベゾス、マーク・ザッカーバーグといったように、世界的に成功している企業の経営者は、プログラマー出身の人間が多い。これは偶然ではなく、会社のマネジメントとプログラミングは非常に似ている点が多く、意思決定や最適化にプログラミングの手法が用いられているからである。本書は、こういったプログラミングの思考法を仕事に活かすための本である。

プログラマーは複雑な情報処理を最速で終わらせるために、徹底的にムダを省き、効率化・高速化を目指す。何度も同じことを繰り返すようなことはせず、少しでも楽をすることができるように、手抜きの方法を考えるのである。現在の我々の仕事はミーティング、プレゼンテーション、リサーチといったようにほとんどが情報処理に関わる仕事であるため、プログラマーの思考法を学ぶことで、仕事の高速化に繋がるのである。

プログラマーの思考法とは、具体的に言うと、何度も繰り返すことを省略したり、状況が変わることを想定して拡張性を持たせたり、他の目的で作られたものを別の目的に使い回したりするということを行うための思考法である。そのために、日々の生活において、細かなハックを積み重ねていくのである。

辞書登録やタイピングの最適化、効率的な議事録作成法、ムダのない会議や打ち合わせの方法、情報の効果的な整理方法、効率的な情報の集め方、ミスを防ぐための段取り、チームの成果を上げるためのリーダーの取り組み、経営者としての最適な意思決定など、様々な業務をプログラミングの手法に落とし込み、効率化するためのハックを紹介している。全体を通して、若干、プログラマー以外の他の職業を見下すような表現が見られるが、プログラマーの良い点を吸収するという意味では良い本だと思う。日々の仕事を少しでも効率化したいと思うなら読んでみてもいいと思う。



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清水 亮

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マンキュー入門経済学 (第2版) N.グレゴリー マンキュー

本書は、世界で最も読まれている経済学の本である、マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編の要所を一冊にまとめた本である。初めて経済学を学ぼうとしている人が興味を持って読み進められるように、身近な話題をテーマにして、経済学の基本を解説している。本書では、通常見られるような経済理論は最小限に抑えられ、より現実に即した問題に焦点を当てて、楽しみながら学べるようになっている。

冒頭では、経済学の十大原理として、人々の意思決定や、それらの影響、経済全体の動きといったものの法則をまとめている。これらは様々な経済学の理論のもとになっている原理原則であり、経済学が、社会の希少な資源をいかに分配・管理するかを研究する学問であるということを説明している。ここに書かれている内容は、本書全体を通じて参照される基本的な内容である。

そして、経済学者が行っていることとして、フロー循環図や生産可能性フロンティアといった、適切な仮定をもとにしたモデルを構築し、世界の仕組みを理解するためのプロセスを解説するとともに、ミクロ経済学・マクロ経済学の概要を説明している。

ミクロ経済学では、ある市場における需要と供給の作用における資源の配分や競争、そして、政府の政策がどのようにして市場の需要と供給に影響をもたらすか、更に消費者余剰と生産者余剰を用いた市場の効率性の分析、厚生経済学における市場の外部性の影響等の基本的な内容を、身近な事例を用いて解説している。

マクロ経済学では、国内総生産の定義と測定、消費者物価指数やインフレーションの計算や測定、生産性や公共政策が経済成長に与える影響、経済における金融システムの役割や貯蓄・投資の仕組み、複数の市場を対象とした総需要・総供給モデルを用いた短期・長期の経済変動の分析などについて触れいている。

それぞれの章末には、学んだことを要約としてまとめており、練習問題も掲載されているので、学んだことが定着するようなつくりになっている。全体で600ページほどの本であるが、内容がおもしろくどんどん読み進められるため、経済学のことをこれから学ぼうとしている人には最適な内容である。


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N.グレゴリー マンキュー,N.Gregory Mankiw,足立 英之,石川 城太,小川 英治,地主 敏樹,中馬 宏之

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階段がわかる本 中山繁信 長沖充

本書は、建築の設計を行う上では避けることのできない、階段の設計にテーマを絞って一冊にまとめた本である。階段は構造上、上下の階を結ぶものであるため、検討が複雑になり、ミスも起こしやすいので、苦手としている人も多い。本書では、図面や模型といったものを多用して、階段の種類や特色、設計方法や表現の仕方をやさしく解説しているため、階段の設計が苦手な人でも、気楽に読み進められる本である。

誰でも階段について分かりやすく触れられるように、まず、様々な空間における階段の役割を図面やスケッチで解説している。ただ上下階を行き来するだけでなく、高低差を生かした豊かな空間をいくつか紹介している。そして実際の階段の型を学べるようになっている。直進階段、折り返し階段、らせん階段、回り階段、かね折れ階段、中あき階段といった様々な種類の階段を模型で紹介し、それぞれの特徴とともに、どの階段を採用するかによって、空間がどのように変化するかをスケッチで示している。

そして階段の基礎知識として、踏面や蹴上といった、階段の各部名称とともに最適な寸法や勾配といったように、実際に階段を設計していく上で必要となってくる知識を網羅している。階段の天井高さや必要なスペースといった階段部以外の寸法や、実際に図面に表現していく上で必要なルール等にも触れている。

また、製図の授業で実際にあった、階段設計における学生のミスを例に挙げて、階段で間違えやすい部分を解説している。階段と梁の干渉や、2階の床により天井高が確保できていなかったり、踏面・蹴上の寸法や段数の間違いといったよくさるミスを図面やスケッチでわかりやすく解説している。そしてそれをもとに、実際に階段の平面図・立面図の製図方法を説明している。さらに応用として、住宅空間における最適な階段の選定や配置のバリエーションを紹介するとともに、階段下空間の活用といったアイデアも書かれている。

巻末にはこれまで学んできた階段設計における知識を練習問題で確認できるようになっている。階段の設計には、配慮しなければならない項目が多いため、本書で基本を学んで実践していくことで、階段に対する苦手意識がなくなっていくだろうと思う。階段の設計におけるポイントをなるべく分かりやすく伝えるようやさしく書かれており、階段設計の入門に適した本である。



階段がわかる本階段がわかる本
中山 繁信,長沖 充

彰国社
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道は開ける 文庫版 デール・カーネギー、 香山晶

本書は、人生を送る上で切っても切り離せない悩みに焦点を当てて、その受け止め方、対処法を数々の事例を通してまとめた本である。誰もが避けることのできない悩みの原因を客観的に分析することで、実生活でどのように対応していくべきかを解説している。

・悩みに関する基本事項
・悩みを分析する基礎技術
・悩みの習慣を早期に断つ方法
・平和と幸福をもたらす精神状態を養う方法
・悩みを完全に克服する方法
・疲労と悩みを予防し心身を充実させる方法

私が特に印象に残ったものをいくつか挙げる。
「心の中から悩みを追い出すには」:忙しい状態に身を置くことで、不安を拭い去るというものである。これは、人間は一度に1つのことしか思考できないことを利用したものである。この対処法は、実際に「作業療法」としても確立しているものである。何か悩みや絶望感に打ち負かされそうな時は、何か建設的な仕事に没頭すればよいのである。
「活動時間を一時間ふやすには」:これは、睡眠時間を一時間減らすといったようなものではなく、正味の活動時間を増やすということである。これはたびたび休養することで、疲労を予防し、生産性を高めるといったものである。日々の生活に昼寝を少し取り入れることで、実際に一日が一時間増えるほどの効果をもたらすのである。

本書の良い点は、悩みの解決方法だけでなく、そもそも悩みを感じる必要のない生活を送る方法についても触れている点である。悩むということは、一般的に人生における深刻な障害として捉えられているが、本書は、客観的に考えた場合、悩むことがいかに無駄なことであるかを教えてくれる。人生をより良く生きていく上で、数多くの有益な情報を与えてくれる本である。


道は開ける 文庫版道は開ける 文庫版
D・カーネギー,香山 晶

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実戦!問題解決法 大前研一、 斎藤顕一

問題解決をする上で必須となるロジカル・シンキングは、ビジネスにおいて必須となるスキルであるにも関わらず、これは日本の教育では重視されていない。本書は、ビジネスシーンにおける研修を通して磨き上げられた、実践的なロジカル・シンキングと問題解決の体系的なプログラムを解説しており、練習問題も用意されているため、

本書に掲載されているのは、著者の大前研一氏がマッキンゼー時代に構築した新人研修プログラムの基本編を、一冊の本と一枚のDVDにまとめたものである。本書の内容をりかいすることで、データの収集と分析、本当の問題を抽出していく手法、論理展開の仕方、表現の仕方、そしてそれらをまとめて人に説明するプレゼンテーションのやり方といった、問題解決における基本的なスキルを身につけることができるようになっている。意味合いの抽出においては、集めたデータをフレームワークで整理し、情報を客観的に理解

本書のレクチャーでは、本質的問題を発見するために、主に「取り巻く環境の理解」「情報収集」「情報分析」「意味合いの抽出」の4つのスキルを一連の流れで解説している。環境の理解では、まず全体を理解したうえで、市場や環境の細部に踏み込み、競争環境の理解や市場の変化を把握することの重要性を述べている。情報収集では、収集の目的と背景を知ることと、各情報源のポイントについて解説している。情報分析については、データをチャート化することで理解を深め、細かく掘り下げていく方法や、伝えやすいチャートの作成方法を解説している。

本書の内容は、あらゆる場面で応用することができる内容であるため、新入社員から経営者まであらゆる層の人にとって有益な本である。本書はわりと昔に出版された本であるが、今でも十分に通用する内容であり、昨今出版されている問題解決の本も、この本に影響されている部分が多い。問題解決を実践に即した形で学べる良書である。

実戦!問題解決法実戦!問題解決法
大前 研一,斎藤 顕一

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