fc2ブログ
トップページ | 全エントリー一覧 | RSS購読

プロフィール

clomon

Author:clomon
日々気ままに本を読んでいます。
建築本、ビジネス書メインですが、何でも読みます。
コメント、トラックバックフリーなのでぜひ!
思うところありましたら、コメントしていただけると幸いです。

最新記事

カテゴリ

最新コメント

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
本・雑誌
1569位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
和書
855位
アクセスランキングを見る>>

最新トラックバック

訪問者数

読んだ中でのオススメ本

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方 ちきりん

我々の生活は10年前と比べたとしても、非常に便利になり、豊かな生活を送れるようになっている。それにもかかわらず、多くの人は、「時間がない」という悩みから抜け出せていない。この時間がないという悩みは、環境やツールによって解決されるものではなく、時間に対する考え方であるということを、本書から気づかされる。そして、本書を読み通すことで、生産性を高めるにはどうしたらよいかということを学べる。

本書のテーマは、仕事や生活における超多忙な生活方法からどのように脱出するかを考えるとともに、今の社会で急速に進みつつある変化の本質をつかむことである。それにより、自分の人生を自らの手に取り戻し、これからの社会を生き抜くことを目的としている。

本書ではまず、誰もがやってしまいがちな、生産性の低い事例を挙げている。
・長時間働くことで問題を解決しようとしている。
・全てのことを完璧にやろうとしている。
・不安感が強すぎてNOと言えない。
・とにかく頑張るという姿勢で思考が停止している。

これらのことを続けていても、生産性は全く向上しない。これからの社会は高生産化が進むため、上記のような人達は淘汰されていく。何かを手に入れるための最も生産性の高い方法は何であるか?ということを常に考える癖をつけていくことが重要である。時間も、お金と同様、最も価値を生み出す支出をしていくことが大事である。

個人だけでなく、ビジネスの世界でも高生産化が進んでいる。車の空き時間・家の空きスペース・余っている時間などを有効利用するAirbnbやUberのようなサービスが世界の中心となっていくことが予想される。それと同時に生産性の低いビジネスは淘汰されていくため、逆に考えると、新しいビジネスや技術の良否について、生産性という判断軸で評価していくことができる。

生産性を考えていく中で最もありがちな誤解は、「価値があるかどうか」で判断してしまうことである。この考えでいくと、価値が0より上であれば、時間という資源を投入していよいということになる。本書では公共工事等が例として挙げられているが、やらないよりはマシという程度のことに貴重な資源を投入していては、生産性は一向に上がらない。何をするにおいても、価値の絶対値でなく生産性の高低で考えていくことが重要である。

仕事における生産性の上げ方は以下の2つから成り立つ。
①インプット(働く時間)を減らす。
②全部やる必要はないという意識を持つ。

①のインプットを減らすためには、まず各業務に投入できる時間を可視化する。そして、同じ成果を出すにあたって、前回よりも働く時間を減らすよう心がけることである。そのためには、前回とは仕事の進め方を変えていく必要がある。どういう仕事の進め方をすれば前回より少ない時間で結果を出せるかを常に考え、チャレンジしていくことで、生産性は自然と上がっていく。

②の全部やる必要はないという意識を持つためには、まず全てできて当たり前という洗脳から自分を解放し、やらないことを明確に決める。そして自分の中心となるスキル以外は他者に任せればよいと割り切ることである。付加価値の高い作業さえ自分でやればよいと意識づけることで、必要な作業は激減する。

本書を通して一番大切だと思えるのは、「どう付加価値をつければ、自分の貴重な時間を高く売ることができるか?」と考え続けることである。そのためには、自分が得たいものは何なのかを明確にすることである。自分にとって必要と思えることに貴重な時間を使っていくようにすることが、これからの社会における幸せな人生であると考えさせてくれる本であった。





ここまで読んでいただきありがとうございました。
↓もしよろしければ、書評の励みに応援クリックお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

関連記事
スポンサーサイト



最速の仕事術はプログラマーが知っている 清水亮

ビル・ゲイツ、ラリー・ペイジ、ジェフ・ベゾス、マーク・ザッカーバーグといったように、世界的に成功している企業の経営者は、プログラマー出身の人間が多い。これは偶然ではなく、会社のマネジメントとプログラミングは非常に似ている点が多く、意思決定や最適化にプログラミングの手法が用いられているからである。本書は、こういったプログラミングの思考法を仕事に活かすための本である。

プログラマーは複雑な情報処理を最速で終わらせるために、徹底的にムダを省き、効率化・高速化を目指す。何度も同じことを繰り返すようなことはせず、少しでも楽をすることができるように、手抜きの方法を考えるのである。現在の我々の仕事はミーティング、プレゼンテーション、リサーチといったようにほとんどが情報処理に関わる仕事であるため、プログラマーの思考法を学ぶことで、仕事の高速化に繋がるのである。

プログラマーの思考法とは、具体的に言うと、何度も繰り返すことを省略したり、状況が変わることを想定して拡張性を持たせたり、他の目的で作られたものを別の目的に使い回したりするということを行うための思考法である。そのために、日々の生活において、細かなハックを積み重ねていくのである。

辞書登録やタイピングの最適化、効率的な議事録作成法、ムダのない会議や打ち合わせの方法、情報の効果的な整理方法、効率的な情報の集め方、ミスを防ぐための段取り、チームの成果を上げるためのリーダーの取り組み、経営者としての最適な意思決定など、様々な業務をプログラミングの手法に落とし込み、効率化するためのハックを紹介している。全体を通して、若干、プログラマー以外の他の職業を見下すような表現が見られるが、プログラマーの良い点を吸収するという意味では良い本だと思う。日々の仕事を少しでも効率化したいと思うなら読んでみてもいいと思う。



最速の仕事術はプログラマーが知っている最速の仕事術はプログラマーが知っている
清水 亮

クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
売り上げランキング : 633

Amazonで詳しく見る


ここまで読んでいただきありがとうございました。
↓もしよろしければ、書評の励みに応援クリックお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

関連記事

マンキュー入門経済学 (第2版) N.グレゴリー マンキュー

本書は、世界で最も読まれている経済学の本である、マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編の要所を一冊にまとめた本である。初めて経済学を学ぼうとしている人が興味を持って読み進められるように、身近な話題をテーマにして、経済学の基本を解説している。本書では、通常見られるような経済理論は最小限に抑えられ、より現実に即した問題に焦点を当てて、楽しみながら学べるようになっている。

冒頭では、経済学の十大原理として、人々の意思決定や、それらの影響、経済全体の動きといったものの法則をまとめている。これらは様々な経済学の理論のもとになっている原理原則であり、経済学が、社会の希少な資源をいかに分配・管理するかを研究する学問であるということを説明している。ここに書かれている内容は、本書全体を通じて参照される基本的な内容である。

そして、経済学者が行っていることとして、フロー循環図や生産可能性フロンティアといった、適切な仮定をもとにしたモデルを構築し、世界の仕組みを理解するためのプロセスを解説するとともに、ミクロ経済学・マクロ経済学の概要を説明している。

ミクロ経済学では、ある市場における需要と供給の作用における資源の配分や競争、そして、政府の政策がどのようにして市場の需要と供給に影響をもたらすか、更に消費者余剰と生産者余剰を用いた市場の効率性の分析、厚生経済学における市場の外部性の影響等の基本的な内容を、身近な事例を用いて解説している。

マクロ経済学では、国内総生産の定義と測定、消費者物価指数やインフレーションの計算や測定、生産性や公共政策が経済成長に与える影響、経済における金融システムの役割や貯蓄・投資の仕組み、複数の市場を対象とした総需要・総供給モデルを用いた短期・長期の経済変動の分析などについて触れいている。

それぞれの章末には、学んだことを要約としてまとめており、練習問題も掲載されているので、学んだことが定着するようなつくりになっている。全体で600ページほどの本であるが、内容がおもしろくどんどん読み進められるため、経済学のことをこれから学ぼうとしている人には最適な内容である。


マンキュー入門経済学 (第2版)マンキュー入門経済学 (第2版)
N.グレゴリー マンキュー,N.Gregory Mankiw,足立 英之,石川 城太,小川 英治,地主 敏樹,中馬 宏之

東洋経済新報社
売り上げランキング : 1882

Amazonで詳しく見る



ここまで読んでいただきありがとうございました。
↓もしよろしければ、書評の励みに応援クリックお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

関連記事

階段がわかる本 中山繁信 長沖充

本書は、建築の設計を行う上では避けることのできない、階段の設計にテーマを絞って一冊にまとめた本である。階段は構造上、上下の階を結ぶものであるため、検討が複雑になり、ミスも起こしやすいので、苦手としている人も多い。本書では、図面や模型といったものを多用して、階段の種類や特色、設計方法や表現の仕方をやさしく解説しているため、階段の設計が苦手な人でも、気楽に読み進められる本である。

誰でも階段について分かりやすく触れられるように、まず、様々な空間における階段の役割を図面やスケッチで解説している。ただ上下階を行き来するだけでなく、高低差を生かした豊かな空間をいくつか紹介している。そして実際の階段の型を学べるようになっている。直進階段、折り返し階段、らせん階段、回り階段、かね折れ階段、中あき階段といった様々な種類の階段を模型で紹介し、それぞれの特徴とともに、どの階段を採用するかによって、空間がどのように変化するかをスケッチで示している。

そして階段の基礎知識として、踏面や蹴上といった、階段の各部名称とともに最適な寸法や勾配といったように、実際に階段を設計していく上で必要となってくる知識を網羅している。階段の天井高さや必要なスペースといった階段部以外の寸法や、実際に図面に表現していく上で必要なルール等にも触れている。

また、製図の授業で実際にあった、階段設計における学生のミスを例に挙げて、階段で間違えやすい部分を解説している。階段と梁の干渉や、2階の床により天井高が確保できていなかったり、踏面・蹴上の寸法や段数の間違いといったよくさるミスを図面やスケッチでわかりやすく解説している。そしてそれをもとに、実際に階段の平面図・立面図の製図方法を説明している。さらに応用として、住宅空間における最適な階段の選定や配置のバリエーションを紹介するとともに、階段下空間の活用といったアイデアも書かれている。

巻末にはこれまで学んできた階段設計における知識を練習問題で確認できるようになっている。階段の設計には、配慮しなければならない項目が多いため、本書で基本を学んで実践していくことで、階段に対する苦手意識がなくなっていくだろうと思う。階段の設計におけるポイントをなるべく分かりやすく伝えるようやさしく書かれており、階段設計の入門に適した本である。



階段がわかる本階段がわかる本
中山 繁信,長沖 充

彰国社
売り上げランキング : 176183

Amazonで詳しく見る



ここまで読んでいただきありがとうございました。
↓もしよろしければ、書評の励みに応援クリックお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
関連記事

道は開ける 文庫版 デール・カーネギー、 香山晶

本書は、人生を送る上で切っても切り離せない悩みに焦点を当てて、その受け止め方、対処法を数々の事例を通してまとめた本である。誰もが避けることのできない悩みの原因を客観的に分析することで、実生活でどのように対応していくべきかを解説している。

・悩みに関する基本事項
・悩みを分析する基礎技術
・悩みの習慣を早期に断つ方法
・平和と幸福をもたらす精神状態を養う方法
・悩みを完全に克服する方法
・疲労と悩みを予防し心身を充実させる方法

私が特に印象に残ったものをいくつか挙げる。
「心の中から悩みを追い出すには」:忙しい状態に身を置くことで、不安を拭い去るというものである。これは、人間は一度に1つのことしか思考できないことを利用したものである。この対処法は、実際に「作業療法」としても確立しているものである。何か悩みや絶望感に打ち負かされそうな時は、何か建設的な仕事に没頭すればよいのである。
「活動時間を一時間ふやすには」:これは、睡眠時間を一時間減らすといったようなものではなく、正味の活動時間を増やすということである。これはたびたび休養することで、疲労を予防し、生産性を高めるといったものである。日々の生活に昼寝を少し取り入れることで、実際に一日が一時間増えるほどの効果をもたらすのである。

本書の良い点は、悩みの解決方法だけでなく、そもそも悩みを感じる必要のない生活を送る方法についても触れている点である。悩むということは、一般的に人生における深刻な障害として捉えられているが、本書は、客観的に考えた場合、悩むことがいかに無駄なことであるかを教えてくれる。人生をより良く生きていく上で、数多くの有益な情報を与えてくれる本である。


道は開ける 文庫版道は開ける 文庫版
D・カーネギー,香山 晶

創元社
売り上げランキング : 1726

Amazonで詳しく見る


ここまで読んでいただきありがとうございました。
↓もしよろしければ、書評の励みに応援クリックお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

関連記事

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR